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ヘッドハンティングと転職エージェント、気をつけたいこと

代理店の仕事をしていると、AIの台頭で自分のスキルの価値がこの先どうなるのか、という不安がよぎることがあります。以前の記事でも触れた通り、これは目の前の忙しさ以上に重い不安です。

私自身、この不安に突き動かされて一度、広告業界を離れたことがあります。結論から言うと、逃げた先が必ずしも正解ではありませんでした。今日は、その経験から学んだことを書きます。

目次

エージェントが、必ずしも自分に合うとは限らない

最初の転職では、エージェントとの折り合いがつきませんでした。紹介される求人が、自分がやってきたことをうまく汲み取ってくれていないと感じ、最終的には自分で直接応募して転職先を決めました。転職エージェントは便利な仕組みですが、担当者によって自分の経験の見立て方には差があります。合わないと感じたら、無理に頼り続ける必要はありません。

ヘッドハンティングは、舞い上がりやすい

2社目では、大変な成長をさせてもらいました。広告代理店としてのイロハを、この会社で身につけたと思っています。ただ、社内で上に行きたいという気持ちがある一方で、昇進が詰まっている手応えを感じていました。

そんな時に声をかけられると、冷静さを失いやすくなります。ちょうどそのタイミングでヘッドハンティングの話が来て、正直かなり舞い上がってしまいました。声をかけられたこと自体への高揚感が、判断を曇らせていたんだと思います。

舞い上がったまま決めた転職先は、組織として機能していなかった

そうして移った転職先は、組織として全然成り立っていませんでした。詳しくは書きませんが、声をかけられた高揚感の中では、入る前に組織の実態を冷静に見極めることが、本当に難しいんだと痛感しました。

後から振り返って、「これを確認しておけばよかった」と思うポイントを、チェックリストにしておきます。

意思決定の仕組みが、誰の目にも見える形で存在するか。「最終的に誰がどう決めているのか」が曖昧な組織は、入ってから苦労します

業務が特定の個人に依存していないか。属人化した組織は、仕組みとして機能していないことが多いです

なぜ自分が声をかけられたのか、具体的な理由を聞けるか。抽象的な期待だけで口説かれている場合は、注意が必要です

高揚している自分を、一度外から見る時間を作れるか。即決を求められる話ほど、一晩置いてから判断すべきです

逃げるように軌道修正して、今は満足している

結局、その転職先からは逃げるようにして、広告の仕事に軌道修正しました。今は、それで満足しています。

振り返って思うのは、AIへの不安から距離を置こうとして選んだ場所が、必ずしも安全だったわけではないということです。組織として機能していなければ、どれだけ時流に乗ったテーマを扱っていても、そこで積み上げられるものは少ないです。不安に急かされて動く時ほど、飛びつく前に一呼吸置く価値があります。

ヘッドハンティングを受けたときに、立ち止まって確認したいこと

改めてまとめると、ヘッドハンティングや好条件の誘いを受けたときは、次の3つを確認してから動くことをお勧めします。

1. 意思決定の仕組みと、業務の属人化の有無

2. なぜ自分が選ばれたのか、具体的な理由

3. 一晩置いても、まだその話に魅力を感じるか

エージェント選びで悩んだ経験からも思うことですが、広告業界の実務を正しく理解した上で、こうした見極めまで一緒にしてくれるエージェントを選ぶことが、遠回りのようで一番の近道です。

関連記事:広告代理店「やめとけ」は本当か。続ける判断基準・移る判断基準

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この記事を書いた人

時は2019年。令和元年を迎えるあの日社会人として産声を上げたものの、
就活をちゃんとやらなかったツケを1社目で払うことに(テレアポによる新規開拓地獄)
専門性を磨こうと、一念発起し2社目に運よくデジタル広告代理店の大手にでき、活躍もできた自認はある(社内表彰も貰えたり、手応えもあった)

専門性を磨きながらキャリアを重ね、広告代理店の仕事の面白さを実感している30歳が組織づくりや広告代理店での働き方、ものの考え方などをブログ形式で発信します。

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